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内弁慶日記
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数日前、末の弟が突然、結婚を考えてる女性がいることを明かした。
私が帰宅するなり、母がおかえりも無く「大変なことになったよ…」なんて言うから、今年の初めにモメてた相手と何かあったのかとドキリとしたら、この話。
とにかく、気に入らないようだ。
確かに、バツ一で小学生持ちの人と聞いたら、母親としては気に入らないんだろうというのは分からなくもないけれど。
反対するのかと聞けば、そんなことはしない、という。
でもやめてほしいと思ってるだろと聞けば、そうなるならそのほうがいい、という。

「気に入らない」という気持ちは分からなくはない。
けれど、母は「気に入らない」ことを認めず、ただただ「あの子が苦労するのが心配」という。
言葉の端々から、相手の人が弟を利用しようとしている、子育てから逃げたくて弟に押し付けたいのだろう、という悪意を感じる。
今日だって、夕方から出かけた弟について、相手の人の仕事は土日休みじゃないらしいのに、あの子が夕方から行くってことは子どもは昼間どうしているんだろう、などと言い出す。
こんな嫌な事かんがえる人の愚痴をイライラせずに聞いて、そのモヤモヤを吸収してやる技量は、私には無い。
だから最後は母にキレられる。
"あんたは極端だ。あんたに親の気持ちは分からない。"
私に愚痴を吐き出したってこうしてケンカになるのはずーっと前から繰り返してわかっているのに。
グチャグチャ言われるのがわかっているから弟は黙ってたんでしょ、って言ったら、「あの子は、お母さんがあの子を認めてる(弟のすることを尊重している)って知ってる」と言い出して、自分の親がこんなにひどかったんだということに私のほうが軽くショックを受けた。
昔から、弟の頭が良くないことや感心しない趣味に走るのを、付き合う友達や会社の人のせいにしてきていたのに。
「あの子たちと遊んではいけません」と直接口に出さなくても、そう思っていて、そういうのを遠回しに言ってたら同じなのに。

しかし、この告白は、母が弟に対して金銭に関する相談をしたところ、その返事として、こういうわけだからボクは母さんの面倒を見られないっていう事で出た話。
結果的に、母の相談が弟の背中を押しちゃったんじゃないかと思う。
女の人とは数年付き合っていても、子どもとの付き合いはまだ浅いようだし、そもそも電話もしている様子がないし、そんなに会ってもいないようだから。
もしかしたら、母が考えてるのとは別の意味で弟にはまだ「そこまでの覚悟」が出来ていないような気もする…。
だとしたら、悪い想像ばかりしてネチネチいうのは逆に意固地にさせるだけでどちらにも良いことではないと思うけれど、なかなか人の気持ちはそうきれいに描けるものではないね(´・ω・`)
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